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今朝7時ごろ散歩に出かけると、すでにあちこちから蝉の元気な声が聞こえていた。

ぐるっと木に囲まれた公園の中や川沿いの並木道などはそれこそ騒々しいほどの大合唱だ。

「こういうの何というんだったかな...」

歩きながら考えていた。

「そうだ、蝉時雨だ」

何年、いや何十年ぶりにこのことばを思い出しただろう。

実際に蝉の声を聴きながらこのことばを意識したのは人生で初めてかもしれない。

「蝉時雨」

その涼やかな語感に、先程まで完全なるノイズだったそれは、

そこはかとなく風情や情緒を感じさせる響きへと変わった。

ことばの持つ力、日本語の美しさをあらためて感じたひとときとなった。