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「opportunity」と見ると、反射的に「機会」や「チャンス」、「可能性」などのポジティブな訳語が頭に浮かびますよね?

某外資系企業でお仕事をしていたとき、明らかに社内で改善が必要な「課題」を表すのに「opportunity」を使っていたんです。

それまで日本企業のものづくりに近いところにいたことが多く、「改善課題」というと「問題点」、「ムリ・ムラ・ムダ」、「非効率的・非生産的」といったネガティブなもの(ストイックというべきか...)だったので、初めて「opportunity」と聞いたときピンときませんでした。

つまり、「改善課題」=「opportunity for improvement」というわけです。

「課題」を「opportunity」と捉えるあたり、さすがポジティブ(楽天的)だなぁと思うわけですが、翻訳のお仕事で「opportunity」と出てきたら「改善機会」とするより「改善課題」と訳した方がしっくりくる(文章が締まる)場合もあるだろうな、と思います。

逆もまたしかり。英訳のとき「課題」ということばがでてきたら「opportunity」と訳せることもあるでしょう。

問題を指摘される側からすれば、「おまえ、それ問題だよ!今すぐ改善しろ!」と頭ごなしに言われるよりは、「もっと良くなるチャンスだよ!君ならできるよ!」と(松岡修三風に)言われる方が、特に海外の人・企業を相手にするときなんかはmotivationにつながるだろうなと思います。

同じ「課題」でも、日本と海外とで捉え方が違うのでおもしろいですよね。


※日本規格協会のページにこんなのがありました↓

「改善課題」
https://shinsaweb.jsa.or.jp/Contents/MS/Process/improvement.html